英文レジュメの書き方

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英文履歴書は、日本でいう履歴書と職務経歴書を合体させたようなもの。単純に日本語の履歴書を英訳するのではなく、海外ビジネスの常識を汲んで書く必要があります。

現在一番よく使われているのは、コンビネーション・レジュメです。
採用側からの書式指定や、特別な事情がない限り、コンビネーション・レジュメの形式を使って書くとよいでしょう。

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1. 英文履歴書を書く上で大切な5つの基本ポイント

まず、日本語の履歴書と英文履歴書では、書き方も強調すべきポイントも違う、ということを大原則として理解しておきましょう。英文の履歴書は「自分を売り込むための宣伝ツール」。つまり、自分のスキルや経験・業績がいかに企業の求める人物像と合致しているかをアピールするために、戦略的に構成しなければなりません。そのために大切なポイントをまとめると、以下の5点になります。

(1) 大切なことは先に書く

文法上、英語は結論から先に述べる言語です。英文履歴書でもそれは同じ。自分の一番のセールスポイントや大切なことは、はじめのほうに書きましょう。

(2) 職歴・学歴は新しい順に書く

一般的に外資系企業などでは、過去の職歴よりも、直近のあなたの業務内容が重要視されます。「大切なことは先に書く」というルールにそって、最近の職歴を一番先に書き、さかのぼって書いてゆきましょう。

(3) 無駄な情報は省く

無駄な情報を省き、すっきりとまとまった英文履歴書が「良い」英文履歴書です。基本的にはA4サイズ用紙1~2枚におさまる文章量を目安にしましょう。A4サイズ用紙2枚を超えず、アピールできる経歴を割愛しすぎないというのは、キャリアの長い人にとって容易ではありませんが、各文が長くなりすぎないよう簡潔にまとめます。日本語の履歴書にありがちな「趣味・特技」などは、仕事に関係ないので書きません。

(4) 箇条書きを活用し、要点を整理する

わかりやすく要点を伝えるために、要点を箇条書きにしましょう。文章を書き連ねるのではなく箇条書きでシンプルにまとめたほうが、強調したい大切なことを際立たせることができます。

(5) フォーマットを見やすく整える

多忙な採用担当者は、まず履歴書を数秒見ただけで詳しく読むかどうかふるい分けると言われています。履歴書全体を詳しく読もうと判断してもらうために、パッと見て読みやすいフォーマットであり、なおかつ要点が凝縮されていなければなりません。

2. 書き始める前に知っておきたい!英文履歴書を書くための注意点

(1)募集要項をしっかりと読む

しっかりと募集要項の内容を理解せずに書いた履歴書を提出してしまう応募者はほんとうに多いのです。募集要項には、英文履歴書の形式や盛り込む情報についての指示が書かれている場合があります。思い込みや焦りは禁物。自分の履歴書の内容に漏れがないかしっかりと確認しましょう。
多くの募集要項には、仕事内容の説明やその職に求められる技能などが書かれています。こうした情報から想定される求められている人物像と、自分の経験や技能を結びつけるキーワードを履歴書に盛り込むことで、「自分はこのポジションの条件にマッチした人材だ」と効果的にアピールすることができます。

(2)コピペは一発OUT。絶対にしないこと

一般的に、日本はコピペ(コピー&ペースト)に寛容だと言えます。欧米では中・高校生からレポートや宿題のコピペは厳しく禁じられ、コピペしたものに自分の名前を冠することには日本人が驚くほどの嫌悪感を示します。英語で書くのが難しいからと、インターネット上にある英文履歴書を安易にコピペすることは、絶対にやめましょう。わからないだろうと思っても、履歴書を読みなれた採用担当者の目には応募者が自分自身で書いた履歴書との違いは明らかなものです。コピペ履歴書だと判断されれば、実際の能力如何にかかわらず、それ以上の選考に進むことはないと言えます。英語力に不安があるならば、自分に何ができるのか、志望する企業でどんなふうに役に立てるのか、といった内容をまず自分で考え、自分の言葉で文章にしてから英語ができる人にチェックしてもらいましょう。

(3)謙虚は美徳ではない

英文履歴書には「自分はこんなにできる」とアピールする役割もあります。日本人の美徳である謙虚さは役に立ちません。謙遜せず、アピールできることは積極的に盛り込みましょう。

(4)スペルミスはダブルチェックで防止

スペルミスはごく初歩的なミス。ひとつでもあると履歴書の評価は大きく下がってしまいます。スペルミスがあるだけで、応募者の知性や英語能力を疑われる上に、場合によっては誤解を招く事態にもなりかねません。提出前には必ず印刷し、読み返すようにしましょう。

(5)英文履歴書独自の文章の書き方で

  • 不定冠詞(a/an)、定冠詞(the)は基本的に省略して書きます
  •  一人称は使わず、書き出しには名詞句や動詞を使います
  • 技能(QUALIFICATIONS)欄の文は名詞句や形容詞で書き始めることが多く、職歴(EXPERIENCE)欄の文は動詞の過去形から始めます
  • 例)~について効果的なプロジェクト管理を行った。
  • × I effectively managed project which is ~
  • ○ Effective project management; Experienced ~
  • 例)私は業者に建築資材を販売しました。
  • × I sold building materials to vendors.
  • ○ Sold building materials to vendors.

(6)数字はアラビア数字で

  • 数字は読みやすいアラビア数字で書きます
  • 「○年以上」は”○+ years”と表現します
  • 例)~における3年以上の経験
  • × over three years’ experience in~
  • ○ 3+ years’ experience in~

3.読みやすく見やすい英文履歴書の様式はこれ!

読みやすく見やすいことは、読んでもらえる履歴書の大切な条件です。英文履歴書用の専門の用紙があるわけではないのでなく、フォーマットは自由ですが、PCで作成し、読みやすいデザインになるよう注意して作成します。

  • 紙はA4サイズ
    • *海外では215.9mm×279.4mmのレターサイズが一般的な国もありますが、日本から応募する場合は最も近いサイズのA4を代用しても問題ありません。
    • *海外サイトの英文履歴書テンプレートはレターサイズの可能性があります。そのままではA4で出力できないので、A4のテンプレートを推奨します。
  • 枚数は1枚、長くても2枚以内に収め、モノクロで印刷します。
  • 本文のフォントはTime New Romanの12~14ptなど、見やすいものを使用します。見出しのフォントは本文よりも2ptほど大きくします。
  • 出力が必要な場合は厚めのコピー用紙(上質紙厚口0.11mm程度)に印刷します。
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