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入国審査官 英語を活かせる仕事を紹介

入国審査官

入国審査官は、日本にやってくる外国人に対し、法律に基づいて出入国を管理・審査する仕事です。不正入国者から日本の安全と利益を守るとともに、観光や仕事など正当な理由で日本を訪れる外国人の権利を守る役割を果たしています。

入国審査官の仕事内容

入国審査官は空港や港などにある地方入国管理局や出張所に勤務し、日本に出入国する日本人と外国人の審査・管理を行う国家公務員です。日本にやってくる外国人に対し、法律に基づいて出入国を管理・審査する仕事です。
世界全体のグローバル化が進む中、日本を訪れる外国人数も海外へ出国する日本人数も増加し続けています。人の行き来が活発になるということは、犯罪者や不法滞在者が出入国するリスクも高まるということでもあります。国の治安を守るためには、空港や港といった玄関口でしっかりと人々の出入国を管理・審査することが重要であるため、入国審査官の仕事の意義は大変大きいものです。
年々入国管理官の仕事は増加傾向にあり、特に年末年始や夏休みなどの長期休暇の際には非常に多忙となります。

(入国審査官の業務は主に3つです)
1.出入国審査
外国人が日本へ入国する際には、パスポートやビザが必要になります。入国審査官はそれらの出入国審査を行い、パスポートやビザをチェックして滞在目的や期間を確認し、そのうえで入国の許可・拒否を判断します。海外旅行に出かけた日本人の出国・帰国についても、同様に確認、審査します。

2.違反審査
外国人の日本入国後にその入国が違法性や許可された滞在期間を超えた不法滞在が発覚した場合は、当該外国人は入国警備官などにより身柄を拘束されます。入国警備官から外国人の引き渡しを受けてそれらの違反について確認するのが、入国審査官です。違反が認められる場合には、日本から強制退去させるべきかなどを審査します。

3.在留資格審査
入国時に定められた在留期間を延長したり、滞在目的を変更して在留したいという外国人からその旨の申請が出された場合に審査を行います。日本社会として利益があるか、安全性が守られるかどうか、また入国管理法と照らし合わせ判断をするのが入国審査官です。

入国審査官に必要な英語力は?

入国審査官の業務に外国人とのコミュニケーションは欠かせません。その際、最も頻繁に使用されるのが英語であり、審査が正当で客観的に行われるためにも、入国審査官には一定の英語力が求められます。英語ができることを必須とし、中国語やスペイン語など、もう一つ別の外国語の習得を目指している人も多くいます。

外国人とコミュニケーションをとり、不法滞在や犯罪を未然に防ぐために冷静かつ客観的に審査するには、言語が最も有効なツールであることは間違いありません。加えてそれだけでは判断しきれないニュアンスを正しく理解するために、外国の文化や社会情勢、宗教の知識などが必要です。日頃からニュースをチェックするなどして自分の理解をアップデートする姿勢も、より的確な審査を行うためには大切です。

入国審査官の新規採用者に対しては、最初から即戦力としての語学力が求められているわけではなく、採用後に開かれる研修で英語や中国語、韓国語を学ぶことができます。配属先での勤務開始後でも、語学学校への委託研修や語学学校へ通学できる在勤地研修制度があるため、継続的に語学力をアップできる環境は整っていると言えるでしょう。
より高度なコミュニケーション力と国際感覚を養うために、法務省では適性と希望に応じて職員を外務省に出向させ、在外公館勤務を経験させる制度をとっています。

入国審査官になるには

入国審査官は専門的な試験に合格して取得するような資格ではなく、法務省入国管理局に所属する国家公務員です。そのため入国審査官を目指す場合、まず国家公務員採用試験の一般職試験に合格する必要があります。
国家公務員採用試験の受験資格には年齢と学歴の制限はあるものの、学部の指定や特別な資格は必要とされていません。
国家公務員採用試験の総合職から入国審査官に採用される可能性はありますが、総合職は一般職と比べて試験の難易度が相当高く、求められる役割も異なるため、入国審査官をめざすのであれば一般職を受験するのが近道です。

入国審査官志望者は、国家公務員採用試験の一般職試験に合格後、地方入国管理局の面接を受けて入管管理局職員として採用されることになります。採用当初は「法務事務官」として採用され、入管管理局職員の補助業務や一般事務を3~8年程度行った後に入国審査官となります。

国家公務員の人数削減の流れがある中で、例外的に入国審査官は大幅な増員が計画されています。
2020年の開催が予定されている東京オリンピックに向けて、ますます外国人観光客の出入国が増えることが予想される現状を鑑み、法務省は出入国の多い7つの空港(新千歳、羽田、成田、中部、関西)を中心に、入国審査官を2015年度から5年間で約1,000人大幅増員することを計画しています。

入国審査官になるためのお役立ちリンク

入国審査官/国家公務員/入国警備/国家公務員採用試験
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