Interview インタビュー

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レストランオーナーインタビュー

レストランオーナー001
eggcellent 取締役COO
神宮司希望さん
Ms. Nozomi Jinguji

1985年鹿児島生まれ。食べることが好きで食に関する仕事には興味があったものの、大学卒業後は航空会社に就職。世界中の美味しいものと出会いながら、キャビンアテンダントとして働く。
自身が幸せと元気を朝ごはんの時間からもらっている経験から、今度は自分が世界の「朝文化」を日本で発信し、誰かに元気や幸せを伝えたいと、朝7時からオープンしているレストラン「eggcellent」を、2013年六本木にオープン。日本中の卵を食べ比べて選んだ山梨県黒富士農場のオーガニックの卵が毎朝直送され、エッグベネディクトやパンケーキに使われる、ナチュラルでヘルシーなレストランとして、国内外のたくさんのファンを持つ人気店に成長。
現在は羽田空港に第2号店を持つほか、各所で期間限定店を精力的に展開する。
元準ミス日本。趣味はベリーダンス。
・eggcellent HP 

大変華やかな経歴からレストランオーナーに転身された経緯を教えてください

レストランオーナー002

私の座右の銘というか、好きな言葉は「猪突猛進」。そして「泣こかい 飛ぼかい 泣こよっかひっ翔べ!」なんです。「泣こかい 飛ぼかい 泣こよっかひっ翔べ!」は西郷隆盛の言葉で薩摩方言で「迷って後悔するならまずチャレンジしよう!」という意味。小さい頃から父によくこういわれて育ってきました。
もともと経営には興味があり、大学では経営学を専攻し、キャビンアテンダントになってからも食に関する仕事にはとても興味がありました。世界中でおいしいものを食べ、素敵なお店に出会うたびに、「自分のお店を持ちたい」という想いがふくらみ、大好きな朝ごはんの時間を「朝文化」として発信するお店のオープンにいたりました。

実際にお店をオープンしてみて感じたことは?

海外で「朝文化」を楽しんできた人が多いエリアを中心に物件を探し、ご縁あって六本木ヒルズにeggcelllentをオープンすることになりましたが、この辺りには朝7時から開いているお店が意外に少なくて、思っていた以上にお客様から好評をいただいています。卵はもちろん使用するすべての食材や、新たにオンメニューしたパーフェクトサラダ「ブッダボウル」、卵をモチーフにしたオリジナルグッズなど、私のこだわりと「好き」を存分に込め、おいしくて安心、美容と健康にいいものをご提供する、と本当に盛りだくさんなのですが、たくさんの方に喜んでいただき、サポートいただき、やってよかったなと心から思います。

六本木という地域性もあると思いますが、やはり外国人のお客様が多いようですね

レストランオーナー003

今は、朝7時からの朝食の時間帯は外国人のお客様がほとんどです。2020年に向けて、外国人のお客様の数はこれからも伸びてゆくだろうと思っています。eggcellentで「朝活」の集まりをなさる日本人のお客様もだんだんと増えているので、全体として非常に国際色豊かですね。夜はコースメニューで女子会をなさるお客様も多いです。
これからも「朝文化」を発信し、おいしくてヘルシーなメニューをご提供することで、朝ごはんの時間から幸せとパワーをもらいたい、という方を応援できたらと思っています。

スタッフの採用面接で特に大切にしていることは何ですか

ずばり、第一印象重視です。じっくり話したら本当にいい人はたくさんいます。けれどもレストランは接客業、サービス業なので、特にフロアスタッフはお客様と接する短い時間にどれだけ良い印象を与えられるかがとても大切です。
eggcellentでは、正社員は19歳から30歳後半がメインで、アルバイトは大学生を中心に頑張ってもらっています。接客業で働く人として、社員もアルバイトも年齢や経験を問わず初対面の印象が良い、ということを採用の重要な基準にしています。

どのような人材がカフェ・レストランスタッフに求められていますか

レストランオーナー004

お店の規模や形態、立地によって、適材というのはさまざまだと思うので、eggcellentに限ってという前提でお話しさせていただくと、まず好奇心旺盛な人です。好奇心旺盛な人には、いろいろな知識を自分から求め吸収しようという姿勢があります。グローバルな文化やトレンドに興味を持てるのも、好奇心が旺盛だから。
そして、オープンマインドであることです。フロアにもキッチンにも外国人がいるのが当たり前で、日本語と英語をミックスしたコミュニケーションが必要な環境では、視野を広く持ち、謙虚に、でも積極的に違う考え方や文化を学ぼうというマインドがなければうまくいきません。
うちのお店は外国人の客様が多いので、英語力がある人材はとてもありがたいし、実際そういう人を採用したいという思いは強いです。でも、好奇心旺盛でオープンマインドであり海外に興味があるのであれば、働き始めてからの成長に賭けて、採用時の英語力が低くても採用するかもしれません。成長ということで言えば、なんにでもトライできるチャレンジ精神のある人は必ず成長してくれるので、魅力的な人材です。

カフェ・レストランスタッフには、どのような努力が求められますか

英語を日常的に使うようなインターナショナルなレストランであれば、海外に一度も行ったことがなくても、英語やグローバルな文化を自分で勉強している人はたくさんいます。今日のシフトは6時間という日に、その6時間をただルーティーンワークをして過ごすのか、それとも自分でより良いサービスを考えて実践するなど貪欲に日々向上しようと動くか。同じだけの時間、どう過ごし何を考えるかで、どれだけ成長するかが全く違ってきます。eggcellentのようにマニュアルがないお店では、特にその違いが顕著ですね。
こういうサービスをしたらもっとお客さんが心地よいのではないか、と自分で工夫できる人。英語が苦手でも、私や英語を話すスタッフに「これはどう言えばいいですか」と質問し、単語帳に書き留めて次回のシフトには暗記してくる人。そうした努力ができる人はぐんと成長します。

就活者へのメッセージをお願いします

私自身の経験から言えるのは、「自分次第で道は開けていく」ということです。キャビンアテンダント時代には、起業を実現すべく、フライトを終えて外国のホテルでひとりPCを広げて事業資料を作ったりもしました。「どんな努力をするのか」は「どんなチャンスを手にするか、しないか」とぴったりとくっついていると思うのです。
それから、「夢や趣味は、仕事とは別の生活時間の中でかなえる」という人もいると思いますが、私は「どうせ働くのであれば、仕事の中で自分の夢や目的を果たしたい」派。私の場合、とにかく食べることが大好きで趣味も楽しみも「食」。だからこそライフスタイルと仕事を切り離さずどちらも一緒に充実させていけるし、「仕事ひたすら頑張ってます!」的な悲壮感なく大好きなことに日々どっぷりかかわっている喜びに満ちています。好きなことを仕事にするというのは、幸せなことだと思います。

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