Interview インタビュー

facebook twitter Line

CRMコンサルティング会社代表インタビュー

crm_001
株式会社スマートウィル代表取締役社長
坂本雅志さん
Mr Masashi Sakamoto

神奈川県横浜市出身。青山学院大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、リテールマーケティング戦略構築担当等に従事。
2005年に日興プリンシパル・インベストメンツ株式会社(現シティグループ・キャピタルパートナーズ合同会社)に参画し、企業買収(PE投資)ビジネスに携わる。マーケティング戦略担当としてリテールビジネス領域の投資先経営支援を担当後、テレマーケティング事業のリーディングカンパニー「(株)ベルシステム24」の社長室長、執行役員営業企画室長、専務執行役・COO(最高執行責任者)等に従事。日本テレマーケティング協会常任理事等兼任。
2010年 合同会社スマートウィル(現 株式会社スマートウィル)を設立し、現在に至る。
2012年からは、青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科(MBA)非常勤講師を兼任し、「CRM戦略」講座を担当。
2014年「この1冊ですべてわかる『CRMの基本』」(日本実業出版社)上梓。初期発行部数から累計1万部発行を達成。
趣味はゴルフ、料理、新規事業開発。

・株式会社スマートウィル

なぜCRMコンサルティング会社を設立しようと思ったのですか

いつかは自分で会社を経営したい、というのは、子供のころから漠然と考えていました。私の祖父は、まだ日本が貧しかった時代にリヤカーひとつから商売を始めて身を起こした人物で、知らず知らずのうちに祖父の姿に憧れていたのかもしれません。
社会人として働き始めてからは、一貫してマーケティング分野で仕事をしていますが、その経験から気がついたのは、「お客様の声」が、まだまだ企業に届いていないということでした。お客様から寄せられる情報をコールセンターなどで集約し、自社の経営のためにフィードバックできるシステム作りは、どの会社も目指しているのに、実際には見過ごされる「お客様の声」が多く、貴重な情報がサービスの改善や商品開発などに活かしきれていないと思ったのです。
また、SNSなどを使ったソーシャルメディアが爆発的な広がりを見せ、多くの消費者が自由に意見を発信できる今の時代、そうしたソーシャルメディアへの対応も企業が急がなくてはならない重要事項のひとつになっています。
従来通りの直接的に伝わる「お客様の声」と、世の中に広がる潜在的な「お客様の声」をどちらも幅広く収集し、きめ細やかな分析を行う会社を作ろう。そして、ひとりでも多くの人の声が反映される、よりよい世の中へと変えていきたい。そう思い創業しました。

CRMとは、どのようなものですか

crm_002

CRM(Customer Relationship Management)は、顧客の購買履歴やプロフィール情報等を分析することで顧客の理解を深め、きめ細かいコミュニケーションを行うことで顧客のロイヤルティを高め、企業の売上げ向上を目指すものです。具体的には、企業がカスタマーカードなどによって会員登録を促し、購入客からいわゆる「お得意様」を区別することで、限られた経費等のリソースを効率的に使う事ができます。
また、データの蓄積・分析から優良顧客を特定することにとどまらず、優良顧客に成長するポテンシャルが高い“優良見込顧客群“の効率的獲得を可能にする戦略も、弊社ではご提案できる体制を整え、これまでに多くの成果を上げています。

CRMコンサルタントの現在のニーズと将来性をどのように考えていますか

CRMは一般消費者(B2C)をターゲットにした企業を中心に行われることが多く、市場は成長を続けています。一般消費者の消費に対する選択肢が多様化している中で、益々CRMに対するニーズは高まっています。
CRMコンサルタントは膨大な情報を効率よく、正しく論理的に分析し、既存顧客をしっかりグリップし、クライアント企業の売り上げを伸ばすための施策を提案します。
どれだけ情報があっても、そこから活用できる情報だけを精査し、優良顧客を対象にした顧客接点の設計管理と効率的なプロモーションを実現するためには、CRMコンサルタントの存在が欠かせません。このため、CRMの市場拡大と合わせてCRMコンサルタントのその将来性は今後とも明るいと言ってよいでしょう。

CRMコンサルタントに英語力は必要ですか。また、英語力のほかにどのような資質が求められますか

crm_003

外資系のクライアントの場合、円滑なコミュニケーションのためにも英語力は必須です。また、ITの世界は最新情報が英語で発信されるケースが圧倒的に多いので、常に最新の情報を把握しているためにも、英語の読解力は高いに越したことはないでしょう。
英語力の他に必要な資質としては、コミュニケーション能力、適応力、熱意、柔軟かつ論理的な思考力を挙げたいと思います。
弊社でも、採用の際にはコミュニケーション能力、論理的思考/分析能力の高さを重要視します。CRMコンサルタントを目指す人は、こうした点を面接などでアピールするといいと思いますよ。

スマートウィルのCRMコンサルタントの強みと課題はどのようなものだと考えていますか

戦略策定だけでなく、購買履歴やプロフィール情報等を使った分析と、それにもとづく施策の立案からDM制作などの施策実行、販売現場スタッフへの教育研修等といった泥臭い部分まで幅広くカバーできる点です。これは、競合他社にはない強みだと思います。
主な課題は、既存クライアント様における案件拡大や新規の企業様からの引き合いも多数いただくものの、社内リソースが追いつかないこと。この仕事にチャレンジしたい方は、ぜひご連絡頂きたい(笑)

スマートウィルの今後の目標と、坂本さん個人としての今後の目標を教えてください

crm_004

会社としては、既存クライアント様をはじめとして、現在CRMに課題を感じている企業様をサポートするだけでなく、CRMの思想や概念そのものを、企業に限らず官公庁など、幅広く世の中に広め浸透させていくことを、今後の目標、あるいは使命と考えています。
昨年末には、渋谷区役所の職員の方々に「自治体におけるCRM」と題した講演を行いましたが、こうした活動はその一例です。
個人としては、創業して8年目に入っていますが、まだまだ坂本商店から脱却できていない現状があると感じるため、スマートウィルという企業を育て上げることが、当面の課題です。
また、社長業だけでなく、執筆活動や、教職に従事する等、現在も幅広く活動していますが、よりその範囲を拡げることを目標にしています。

CRMコンサルタントを目指す若者へのメッセージをください

CRMの基礎知識は必要となってきますが、コンサルタントには「経験」という側面が大きいので、学生の時に専門的に学んでいなくても、やる気や適正次第でいくらでも成長できるのがこの仕事です。
上司や先輩などの指導の下、時間をかけて多数の事例や案件を担当し、他社事例を学ぶことを通じて成長することで、未経験で入社した人でも立派なコンサルタントになれるので、ぜひとも皆さんもコンサルタントに興味があれば挑戦していただきたいです。

facebook twitter Line