Interview インタビュー

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海外コーディネーターインタビュー

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教育旅行&留学専門コーディネーター
スナイダー真澄さん
Ms Masumi Snyder

岩手県出身。大学時代にアルバイトで留学コーディネートの仕事をはじめる。現在はバンクーバー在住。
教育分野専門の海外コーディネーターとして、中高生からシニアまで、また個人から学校単位まで、バンクーバー留学を希望する人のコーディネートとサポートを行う。
留学&教育旅行に特化した旅行会社Twilight Traveler Corp. 代表取締役。

・Twilight Traveler

この仕事を目指すようになったきっかけを教えてください

中学生のころから、漠然と英語に接する仕事に就きたいと思っていました。その後、大学時代に留学生のお世話をするアルバイトをして、そのままその財団に就職しました。
そこで海外から日本へ公費で留学する留学生のコーディネートをしていましたが、10年以上前に夫の仕事の関係でバンクーバーに引っ越したことをきっかけに、旅行会社を立ち上げました。

当時の英語力はどのくらいでしたか。また、英語力アップのためにどんなことをしてきましたか

夫がアメリカ人ということもあり、日常会話は特に問題ありませんでした。ただ、カナダに引っ越してきた当時はジョークが理解できず、克服するため毎夜TVを観ていましたね。

現在の仕事の内容を教えてください

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海外コーディネートのなかでも、留学と教育旅行に特化していることから、お客様に合わせた留学プランを作成し、ホームステイ先や学校をご案内することが主な業務です。
近年は、高校生などが団体でバンクーバーを訪れ、大学などで語学研修をするプログラムが人気なことから、外国人に英語を教えられる英語教師、宿舎の手配、カリキュラム作成を行ったり、日本人学生にとって頼れる年上の友達のような存在になる大学生バディーの手配などのコーディネートが増えてきました。

仕事をするにあたり、英語力に加えて必要なスキルがあれば教えてください

人や会社をつなぐコーディネート業務は長年行ってきましたが、今は小さいながらも会社を経営しているので、営業などマーケティング系の業務も私が行わなければなりません。営業力とマーケティング能力は必要だと感じますね。私自身、営業職ではなかったので、この点は未だ勉強中です。

他に英語力以外に求められるスキルとしては、心配りですね。弊社の場合は、日本のお客様、カナダ人の英語教師、大学生バディー、ホームステイ先のご家族をベストな形で橋渡しすることが仕事です。お互いのミスコミュニケーションがないよう心がけ、トラブルは小さいうちに出来るだけ解決するよう心がけています。
心配りというのは、これでマスターした、というようなスキルではなく、ある意味ゴールのないものですから、私自身、日々スキル向上を目指しています。

この仕事のやりがいと、苦労する点を教えてください

ざっくりと言うならば、日々、素敵なお客様との出会いがあることがやりがいです。

具体的には、中高生、大学生だけでなく、留学や教育旅行を体験したシニアの方にも英語の上達が見えた時はとてもうれしいですし、お客様の将来の夢に一歩近づいていくお手伝いができた時も、この仕事をしていてよかったと思います。そうした時は、お客様からはいいパワーをいただいていると、やりがいと感謝を感じます。

この仕事が好きなので苦労を感じる点はあまりないのですが、あえて挙げるならば、コミュニケーションが必要な場面で、よく考えて相手によって言い方や伝え方を変えわかりやすく伝言しているつもりでも、勘違いや誤解からお互いに納得しあえないことがあることでしょうか。英語でも日本語でも、同じ言語を話していてもミスコミュニケーションは出てくるものなので。あとは、カナダ人に5分前行動を徹底させることには苦労しています(笑)

会社を経営なさっているということですが、日本人も採用していますか

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バンクーバーにはワーキングホリデーで滞在している日本人がたくさんいます。今は会社の規模が小さいことと、業務のほとんどが英語ということもあり、夏場の繁忙期だけカナダ人20名ほどと一緒に働いてます。

今後は日本人の採用も検討したいと思ってはいますが、日常会話や電話での会話など、ネイティブレベルの英語力があり、なおかつ日本語も英語もカジュアルではなく、ビジネスシーンでふさわしい言葉遣いできちんと話せる人材が希望です。

この仕事に就きたいと思う人には、なによりも英語力のアップをおすすめします。テストの点数のみならず、英語で文化の違う人をいかに説得できるかということも含めた英語力です。

海外コーディネーターを目指す人に、メッセージをお願いします

先日も、何度も打ち合わせやコンファームをしてきた企業オーナーのところへ、面会の予定通りに日本の役員の方たちをお連れしたら、なんと担当者が急用で不在。入り口ですげなく「NO」と言われました。でも、そこで引き下がっては海外コーディネーターとしては一人前ではありません。役員の方たちはわざわざ日本からやってきているのですから、「急用で不在」ではすみませんから。
そうした状況で、いかにスムーズに素早くオーナーとの面会にこぎつけるか。こんな事態も日常茶飯事として準備し、対応できることが海外コーディネーターとして必要です。

北米などでは、物事が予定通りいかないことも多々有ります。 日本では有り得ないようなこともよく起きます。バックアッププランは必ずいくつか準備し、ハプニングは当たり前だと思っておくと良いでしょう。周到なバックアッププランと気持ちの準備があるからこそ、実際にハプニングが起こった際にも想定の範囲内として対応できるのだと思います。自分側の主張を譲らないタイプの相手と交渉し、納得させる技術というのも身につけておくといいと思います。

通訳も兼ねていますので、英語は必要不可欠のスキルです。さらに様々な方たちといい関係になっていることで、研修や取材コーディネートの際も紹介しやすかったりします。ご縁がいろいろなところに繋がるのもコーディネート業の面白さかと思います。
元外交官の知人に高校生に向けスピーチをしてもらい、高校の関係者の皆様にとても喜んでいただいたり、元オリンピック選手だった友達に研修でのスピーチをお願いしたら、いい機会をもらったと逆に友達に感謝されたり、という経験が私にもあります。
あなたを信頼しているから、あなたのためになら、と協力してくれる方たちの存在は、海外コーディネーターの財産なので、個人としての人脈や知識を豊かにする努力は、若いうちからすると良いと思います。

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